ホームへ
プロフィール
議会報告
視察報告
りさ通信
アクセス
りさブログ
過去のホームページ


平成22年 第22回定例会 9月

○七番(内田理佐君)
 延岡きずな、内田理佐です。
 まず、訂正をお願いします。通告書の一問目、口蹄疫防疫作業を通して感じた「市民と行政が一体となれる改革」についてを、二問目の緊急事態発生時の危機管理体制についてと入れかえたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 宮崎県にとって、暗く長いトンネルをやっと抜け出すことができた口蹄疫問題ですが、九月二日にえびの市で感染疑いの牛が出たため、競り市をストップした という情報が入ったときには、愕然としました。幸いにも検査の結果、感染がなかったことが判明しましたが、口蹄疫が発生した場合には速やかに対応できるよ うなマニュアルを策定し、畜産農家の方々が安心して肥育が再開できるよう、畜産農家、保健所、県の連携のもと、徹底した危機管理に努めないといけないと強 く感じました。
 さて、今回の一連の問題の対応について、延岡市においてはどうだったでしょうか。初動がおくれたのではと私は思っています、感染が広がりを見せる中、畜 産農家の方々は、とても不安だったことでしょう。涙を流し「牛養いは厳しい。なんにも残らん」と言われた生産者もいました。「延岡市は、なんをやっちょっ とか」と厳しくしかられたこともありました。このような意見を受けて、何とか畜産農家の方々の不安解消とウイルスに対する防御体制がとれないかと考えまし た。
 政府の初動態勢が取りざたされていますが、四月十五日、首藤市長は、お隣の韓国で口蹄疫が発生していることを農家へ向け、注意を呼びかけております。予見性はすばらしいと思います。
 それから、四月二十日に都農町で最初の発生が確認され、延岡市でもその日のうちに対策会議を開催。その後、延岡市口蹄疫対策本部を設置しております。児 湯郡で広がりを見せる中、車両が媒体となり県北へのウイルス侵入を防ぐため、四月下旬より、日向市に設けた県の消毒ポイント一カ所に延岡市からも職員を配 置し、延岡市内の自主消毒ポイント二カ所にも職員の配置をスタートしました。それから、畜産農家集落付近の道路に、民間設置も含め、五十六カ所において マットを設置しました。
 しかし、マットを設置するまでは早かったものの、目的を果たすための十分な態勢がつくれませんでした。例えば、マット設置場所には、消毒液の入ったドラム缶と、ひしゃくやじょうろの用意はできましたが、設置場所付近の方々の協力を得られない場所が多数ありました。
 確かに、農家の方々にお願いしても、自分たちの消毒作業などに追われ、一、二時間置きに外に出て消毒液をまくことに、難しさを感じました。晴れた日はマットの乾きも早く、延岡市は何をしているんだというような意見も聞かれるようになりました。
 なぜ、この時点で職員を配置することや散水車をふやすことができなかったのだろうかと私は考えます。マット監視の職員を市内・三北それぞれで巡回させ、消毒の散布を行うことも方法の一つだったと思います。
 これらは、対策会議で検討されたことかもしれませんが、残念だったのは、市民からの苦情に対し、目に見えたスピーディーで柔軟な対応ができなかったこと です。五十カ所を超える消毒ポイントに職員を配置するのは、財政的に厳しかったかもしれません。もちろん、予算がないということは、市民も十分理解してい ます。
 しかし、今回の口蹄疫問題は、延岡市の経済をも疲弊させてしまいました。ウイルスの侵入を防ぐために、災害という認識で最初から取り組まないといけな かったのではないでしょうか。マットを設置した以上、職員が率先して、ウイルスの侵入から延岡を守るといった決意や行動を市民に見せるべきだったと思いま す。朝夕の通勤時に職員が消毒液をまく姿があってもよかったのではないでしょうか。
 とはいえ、延岡市は、市民力の高いまちです。宮崎県道路愛護運動で表彰される団体は、毎年のように延岡市が多数を占め、昨年のMRT環境大賞では、四部 門のうち三部門が延岡市内の企業や団体が受賞しました。これも、延岡市が「市民協働」という言葉を旗頭に、市民の取り組みに対し支援を行い、また、市民の 行政に頼り過ぎない行動力、地域を育てようといった熱い情熱があったからではないでしょうか。そういったことからも、市民の活動は明らかに数年前よりも活 発化し、活動に自信や誇りも持ち、市民力も高まっております。
 消毒マットに対する行政主体の対策がなかなか進まない中、自主的にマットを設置した企業、散水車のボランティアを買って出てくれた市民団体、そうして消 毒マットへのボランティアの輪が広がっていきました。六月十二日から七月二十六日まで、ボランティアスタッフ延べ三千人が消毒ポイントに立ったということ です。そうした市民からの協力もあり、結果、延岡市では、直接的な口蹄疫被害は免れました。
 しかし、現場によっては作業に関するルールがまちまちで、ボランティアスタッフに無理が生じたこともありました。
 私は、市役所職員が公務として現場にかかわる以上、一人一人がリーダーとしてその現場を支え、的確な指導を行い、また、ボランティアが快く行動できるよ う、気持ちの面でもフォローしていくべきなのではないかと思います。それができないのであれば、防災対策の一環として問題解決への行動を起こし、継続した 指導を職員に対し行う必要があるのではないでしょうか。
 今後、経済に影響を及ぼすような災害発生時に備え、適材適所に職員を配置する仕組み、どの職員を派遣しても同じ作業ができ、最大限能力を発揮できるよ う、伝達だけでなく、訓練・研修のシステムづくりも大変重要であると考えます。緊急事態発生時の危機管理体制についてお伺いします。
 また、今回、口蹄疫消毒作業のボランティアとして参加していただいた方々の努力をむだにしたくないとの思いから、二百三十七名の方より独自アンケートをとらせていただきました。少し、アンケートの中身を御紹介させていただきます。
 ボランティアに参加された回数は、平均すると二、三回の参加者が多かったようです。中には、五十回、六十回を超える方がいらっしゃいました。
 今回の消毒ポイントでのボランティアは意味があったと思うかどうかの質問に対しては、八名が「意味なし」、二百二十二名が「意味があった」と答え、意味 なしの理由として、「抜け道が多く、ポイントを通らない車がいた」「徐行してくれない」「住民の意識が低過ぎ」「効果がわからない」といった市民に対し厳 しい意見もありました。
 市民に対して感じたことはとの質問に対しては、真っ二つに意見が割れ、「徐行する車が多い中、徐行しない車もいた」というような意見が多く、「後半に徐 行する車がふえた」との意見もありました。そのほか、「徐行しない」の中に、「一部の市民の、危機意識の低さを感じる」とか「女性の方が非協力的な人が多 い」との意見が多数を占め、次に「若い人の方が協力的だ」との意見も多かったです。「徐行の意味を理解していない市民が多く、広報等での説明不足では」と 書いている方もいらっしゃいました。
 職員に対して感じたことはありますかとの質問では、「頑張っていたと思う」などの「よかった」という意見が百三十三名、「もうちょっと頑張ってほしい」が四十六名、「特になし」が五十八名でした。もうちょっと頑張ってほしいと書いている四十六名の意見を読み上げます。
 二十六名の方が「同じ作業内容なのに、市民が無償、職員が有償はおかしいのではないか」と不公平感を感じているようでした。その意見の中には、「時間外 についてはボランティアとなるようにしてほしい。土日はボランティアも休み返上で協力しました。もっと市職員もボランティア精神を持ってほしいし、そうい う体制でできないものかと残念に感じました」との厳しい意見もありました。
 また、そのほかの意見を取り上げます。例えば、「作業の流れをもっと知っていてほしかった」「徐行に関する協力、感謝の看板がなかったため、頭を下げて 対応したが、市の職員にはそういう配慮はなかったようだ」「休憩が非常に多く、市民へのあいさつも少ない。常に上から目線で一緒に作業しにくかった」「明 確な指示をもらえず、最初何をすればよいかわからなかった」「公務の割には、ただ立っているだけという人もいました。リーダー的役割をすべきではないかと 思います」「職員は、若い人は頭が低く、年の高い人は・・・」。
 五十一回参加された方は、「半分近くの方がぼーっとしていて、なかなか仲間にもまじろうとしない」「有給の方と無償のボランティアが同じ場所で同じ作業 をすると、ボランティアから文句が出てくる。そもそも同じ条件で作業を一緒にするのはおかしい」「一生懸命な人、適当な人の格差があり過ぎた。適当な人が ほとんどで、ボランティアの方に迷惑がかかったと思うし、真剣にやっている職員に対しても迷惑だったと思います」「ボランティアが立っていないと、サボる 職員がいました。仕事している感、使命感がない」「まとまりがないように感じた」「市民の先頭に立ってほしいです」「一生懸命さが全然なかった」。
 最後に、延岡市に対し感じたことはとの質問には、「初動がおそかったのでは」「市職員、市議会議員が全員立ったのか」「緊張感の薄さを感じた」「今後、 急な災害が起こったときのことを考えると心配になる」「今回の問題は災害ではないと言う人もいるが、目に見えない最も怖い長期的な災害だったと思う、下手 したら全国に広がり、甚大な被害をもたらしたかもしれないので、災害以上だと思います」「防災推進室の激励がなかった」という意見もあれば「防災推進室の 対応が素早かった」という意見も。「市職員の説明が必要だと感じた」「ボランティアという正義の押しつけだった」「対策が早く、延岡市にウイルスが入らな かった」「延岡市の団結力を感じた」「今後、活動に市民が協力できるように、かじ取りをお願いしたい」「三北の職員が市内に配置されるのはおかしい。延岡 市として見られていないのか」「区を通じて地区でボランティアをする人がいないのかと疑問を感じました」「学校などで子供たちに口蹄疫の説明をしてほし い」「通常の業務に加えての作業で、本来の事務に影響が出て大変だったと思いますが、国民的危機に向かうのは職員が先頭に立ってやっていくことが大事だと 思います」「市民主体でやれるようになれば最高ですが、結果的には県北地域で発生しなかったので、市の対応も評価できるものだったと思います」「今回の対 応をマニュアル化して、記憶が薄れないように時々訓練するといいのでは」「ボランティアを募った側のバックアップ体制が悪かった。現場に出たらわかると思 う」「開始が遅かったように感じる。市長には、もっと思い切って強いリーダーシップで動いてほしい」と、さまざまな御意見をいただきました。御協力いただ きました皆さん、ありがとうございました。
 ぜひ、当局の皆さんにはアンケートを見ていただき、今後の対策に生かしていただきたいと思います。
 私が消毒活動を通じて感じたことは、一生懸命作業をされる市職員の方はたくさんいらっしゃったのですが、先ほども申し上げましたが、作業内容の把握をし ていない職員も多く、市民以上の熱い情熱でリーダーシップがとれると、もっと市民との距離が近くなるのではということです。
 市民との信頼関係を築くことによって、さらに仕事にもよい影響を及ぼすのではないかと思うと、非常にもったいない気がします。
 延岡市は、平成二十六年度までの第六次行財政改革大綱を策定しました。その中で、市民協働型行政の推進がうたってあります。行政には行政の役割、市民に は市民の役割がありますが、限られた予算の中で、市民が幸せを感じられるようなまちづくりを行うには、行政と市民の心と心が通い合うような信頼関係の中 で、同じ楽しみや喜びを見つけ出せるような取り組みが必要だと思います。
 そのために、まず市民側も自分たちでできることは行政を頼らないといった強い信念が必要だと思います。
 先日行われました「元気のべおか復活・市民焼肉大会」では、五百名を超えるボランティアの御協力のもと、時折強い雨の降る中ではありましたが、無事開催することができました。
 これは実行委員会主催のイベントでしたが、そこには個人参加の方を初め、畜産農家の方々、建設業、建築士会、市内の金融機関の皆さん、おやこ劇場や区長 会の皆さんなど、さまざまな職種、団体の方が集まり、さらには、多くの市職員の皆さんもボランティアとして参加されていました。
 作業の合間、雨に濡れながら麦茶を飲む皆さんの顔からは、笑顔があふれ、テキパキと作業をする姿に、成功させようといった思いを感じました。市民レベル で結成された実行委員会でしたが、市民と行政の一体化があったからこそ、市民の皆さんに元気を与えられるようなイベントになったのはと思います。
 これから先、市民と行政がさらに強い連帯感を築くには、どうすればいいでしょう。そのためには、日ごろから、それぞれの団体相互のネットワークに行政が 深くかかわり、正しい情報の共有を図りながら、市民と行政とのコミュニケーションを密にすることが大切だと思います。「市民は今こういうことをやっていま すよ」、「行政は今こういうことをやっていますよ」といった、行政から市民へ、市民から行政への情報の伝達が大事だと思います。これらのことにより、さま ざまなイベントが枠を超えた、私がいつも思う、市民の幸せに結びつくような、市民協働のまちづくりとなるのではないでしょうか。
 そこで、市長の考える、市民と行政が一体となった改革の推進についての考え方をお伺いします。
 最後に、延岡市のセールスポイントについてです。
 皆さんは、延岡市の魅力はどこだと思いますか。そして、皆さんの口から、延岡の魅力はここだと、同じ言葉が出ますでしょうか。人なのか、物なのか、自然環境なのか、延岡市の知名度はどうでしょう。何のイメージを強化していくのか。
 今回の質問のテーマとなった、市民協働型行政の推進ですが、多くの団体や個人の市民力が増す中、豊かな自然環境の中に住む人々のさまざまな暮らしや遊びの中に、延岡の魅力が再発見され、集約しつつあります。
 観光協会の取り組みの一つ、のべおか感動体験案内人・ノベスタや、観光協会と商工会議所が連携して取り組む、ひむかのくに・のべおか感動体験泊覧会「えんぱく」も、県内外に魅力を発信するには、すばらしい取り組みだと思います。
 このような取り組みにより再発見した魅力を、全庁的な体制により、延岡市のセールスポイントとして絞り込むことで、市民にわかりやすい情報発信や、延岡ブランドの確立につながるのではないでしょうか。
 私たちが誇れる市民力を最大限に生かし、延岡市のセールスポイントを、トップセールスとともに、市民力による市民セールスを活発に行う。市長だけでなく、市民みんなでセールスをする。その行動こそが、市民の力がまちの魅力となっていくと思います。
 そこで、延岡市のセールスポイントは何なのか、また、これをどう生かしていくお考えか、市長にお伺いします。
 以上で、壇上からの質問を終わります。
(降壇)

〔市長(首藤正治君)登壇〕
○市長(首藤正治君)

 ただいまの内田理佐議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、口蹄疫の消毒体制における課題と職員の意識啓発に関するお尋ねでございます。
 このたびの口蹄疫の消毒体制につきましては、三千人を超える市民ボランティアの皆様に、薬剤散布や徐行の誘導にと御支援をいただきまして、本市の防疫活動が功を奏しましたのも、市民ボランティアの皆様の御協力があったからこそと感謝を申し上げる次第でございます。
 また、市といたしまして、消毒ポイントへ派遣した職員の数は延べ二千人を超え、まさに市民と行政が力を合わせたことで乗り切ることができた四カ月間であったと感じているところでもあります。
 今回の防疫作業は、ボランティアの皆さんとの協働作業でございましたが、これから市民協働の取り組みを進めるに当たって、ボランティアの皆さんと市職員 の間には、しっかりとした信頼関係が何よりも不可欠であると思っております。そのためには、職員一人一人が信頼されるに足る姿勢で仕事に取り組むよう、高 い意識と情熱を持つことが大切であります。
 このようなことから、私自身もリーダー会議などの場で話をしたところでもございますし、また、庁内メールを使って職員へのメッセージを発信したりということもしてきているところであります。
 ちなみに、このメッセージは、ボランティアの熱い気持ちに負けない情熱を持っていなければ、市民協働を口にする資格はないという言葉で締めくくっております。こういった意識啓発にも、今後さらに努めてまいりたいと考えているところであります。
 次に、緊急事態発生時の危機管理体制についてのお尋ねでございます。
 このたびの口蹄疫を初め、新型インフルエンザの発生など、最近では自然災害のほかにも、全庁的な体制を敷いて対応を求められる事態が多く発生しております。
 このような危機事態に対処するためには、危機事態を所管する担当部署において危機管理マニュアルなどの策定や見直し、また、マニュアルに沿ってどの職員 でも同じ対応ができるように、議員御提案のような訓練や研修等を実施することも必要なことであると考えているところであります。
 例えば、宮崎県では、危機管理指針を策定し、対象となる危機事態の所管部局を明確化するとともに、危機管理局が総合的な調整役を担いつつ、各部局で主体 的な対応を図るといった体制がとられており、万が一発生した場合には、関係部局の連携のもと、迅速かつ的確に対処することとしております。
 また、市といたしましても、ボランティアの事前登録制である災害ボランティアネットワークを構築したり、各種の企業や県境を越えた自治体間の災害支援協 定の締結など、他市に先駆けた取り組みを進めてきたところでもあり、今後も、さまざまな角度から研究を重ねながら、本市の危機管理体制の強化に努めてまい りたいと考えているところでございます。
 次に、市民と行政が一体となった改革の推進についてのお尋ねでございます。
 さきの口蹄疫防疫作業におきましても、また、先日開催された市民焼肉大会でもそうでございましたが、多くのボランティアの皆様に御協力いただき、おかげさまで大きな成果を上げることができ、心から感謝申し上げます。
 今さらながら、延岡のボランティアの皆様の意識の高さや熱意、あるいは力といったものを改めて感じた次第でございます。
 今後の市民と行政が一体となった改革の推進、すなわち市民協働市政の実現に当たっては、制度的なことや財政面ばかりに注目するのではなく、市民の活力が響き合うこと、そのこと自体が市民の幸せづくりに直結するという意識を持つことが大切であると考えております。
 そのためには、市民協働の取り組みの進め方が、本当に心のこもったものではなくてはならないわけでございますから、いわゆる新しい公共を担っていただく善意のボランティアと市職員の間には、しっかりとした信頼関係が不可欠だと考えております。
 このことを踏まえ、まちづくり懇談会の開催や移動市長室の実施、市政モニター制度の導入、さらに、行政情報の積極的な提供など、透明な行政運営と広報広 聴の充実、また、危機管理体制のさらなる強化を図るなど、市民と協働した行政運営を一層推進してまいりたいと思っております。
 次に、本市のセールスポイントと活用方法についてのお尋ねでございます。
 御案内のとおり、本市は合併後、海、山、川とすばらしい自然に恵まれたまちとなりました。また、天下一能面に代表されるように、旧延岡藩の城下町として、歴史と文化が息づくまちでもあり、さらに、多くのオリンピック選手を輩出するアスリートタウンでもあります。
 このようなすぐれた地域資源は、全国に十分アピールできるものだと思いますが、何といっても今回の口蹄疫問題や災害時のボランティア活動に見られるように、本市の高い市民力は、強力なセールスポイントの一つであると考えているところでございます。
 議員のお話にありました感動体験案内人や、ひむかのくに・のべおか感動体験泊覧会「えんぱく」など、さまざまな事業を展開していく上でも、この高い市民力に裏打ちされた市民協働の取り組みがあってこそ達成できるものと考えております。
 この市民力を最大限に生かし、市民と行政が一体となって、さまざまな場面で本市の魅力を県内外に発信していくことが、本市のイメージアップと活性化につながるものと考えているところでございます。
 以上でございます。
(降壇)

○議長(後藤哲朗君)
 内田理佐議員の再質問を許可いたします。

○七番(内田理佐君)
 今回の口蹄疫の作業に関して、職員の方々に温度差があるなというのを私は感じました。本当に一生懸命されている方も見ました。車 の誘導を走りながらされている方、いすにも座らずに、日やけされながら何回も作業に出てこられている方もいらっしゃいました。
 今回の行財政改革の中に、職員を百人削減するということが掲げてありますが、今まで以上の情熱を持って職員の方々も努力をされないと、市民との連帯感、一体感というのは生まれないんじゃないかなと、私は思っております。
 職員の意識を啓発するために、市長は職員に対してメールなどでいろいろ、私も読みましたけど、書かれておりましたが、具体的に今回の作業に関してですけ ど、訓練を行ったり、学習を行ったりというような具体的なところ、意識改革のところをお伺いしたいと思います。総務部長にお願いしたいんですけど。お願い します。

○総務部長(尾前光三郎君)
 今回の口蹄疫派遣、その消毒ポイントでの作業とか、そういったものについての研修とか、事前の研修とか、そういったものができなかったのかというお尋ねかと思いますけれども。
 人事担当課の方で、それぞれ配置職員、各課から名簿を上げてもらって、それをそれぞれの消毒ポイントに配置したわけでございますが、いろいろ先ほど議員 のお話の中にもありましたように、本来の業務というのもありますし、それから、それぞれその合間をくぐっての消毒ポイントの配置ということもございまし て、なかなか事前研修の時間がとれなかったというのが現実でございます。
 今後は、そのマニュアルの見直しということも計画されております。実際、進められておりますので、そういった中で、今後のあり方については、今回の件を一つの教訓として取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 初動態勢について感じたことが、まず最初に畜産に対する災害だという認識だったと思うんですけど、農林畜産課が中心になって動か れていましたが、防災推進室に初動態勢で入っていただいて、いろんなボランティア団体ともつないで動いていただきたかったと私は思っております。
 殺処分とか、埋却に対する説明会が行われたのは知っているんですけど、できれば、こうやって市民と接する作業があるときには必ず、時間を割いてでも、何班に別れてでも研修を行ったりしていただいた方が、職員にとってもよかったんじゃないかなと思っております。
 答弁の中で、県の危機管理の指針のことを答弁されましたが、担当部署において危機管理マニュアルの策定を見直し、また、マニュアルに沿ってどの職員でも 同じ対応ができるように研修等を実施することを考えているということですが、私は、担当部署によってというよりも、まず危機管理においては防災推進室に、 まず初動のところで入っていただきたいと思いますが、部長のお考えをお聞かせください。

○総務部長(尾前光三郎君)
 現在、防災推進室の役割というお尋ねかと思います。
 今回の場合は、先ほど県の例を申し上げましたように、県の場合は、危機事態の所管部局を明確化するとともに、危機管理局は総合的な調整役を担いつつ、各 部局で主体的な対応を図るといった体制がとられているということでございまして、今回の場合にも、家畜防疫ということから農林水産部が所管部として対応す る、そして防災推進室が全庁的な調整とか、そういったことでサポートをしたということでございます。
 今後につきましては、先ほど申しましたように、マニュアル、そういったものを整備するということになっておりますから、そういった中で遺漏のないように対応できるようなことでやっていきたいと考えております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 アンケートでもいろいろな御意見がありましたが、市民と行政が一体となる改革ということで、市長の思いが、言い方は悪いかもしれ ませんけど、末端の職員まで伝わって、それが仕事に反映されていくような体制をつくっていただきたいと思いますし、市民と同じ目線で取り組む必要があるん じゃないかなと思います。
 今回、作業を通して感じたことが、三須の消毒ポイントに消防署の職員の方々がボランティアで一〜二カ月立たれておりました。勤務体制のことも関係すると は思うんですが、私は、すばらしい取り組みで、市民目線で頑張られているなと毎日見ておりました。消防長が監督されているのかなとは思いますが、職員にど ういう教育をされているのか、お聞かせください。

○消防長(牧野義英君)
 お答えいたします。
 延岡市での口蹄疫の対応は初めてでございまして、過去のことはございませんが、私が聞きますところ、消防は、従来、緊急時に招集があるということに備えて、余りボランティアはしないというような風潮でありました。そういうふうに聞いております。
 しかしながら、今日、社会情勢は変わってきておりますし、薪能であるとか、流木撤去とか、あらゆるところで市職員も出ておりますので、消防職員も、こう いう市民こぞってやる場合には、極力一緒にやりましょうよという話をしまして御理解をいただいた。消防の職員協議会の方も、慈善から市民のために何かをし たいということでございましたので、非番者でどこかの消毒ポイントを請け負って、やったらどうだろうかねというアドバイスをしましたけども、消防職員の話 し合いの結果、自主的な行動でございます。

○七番(内田理佐君)
 そのことも含めまして、一番大切なのは職員の意識改革じゃないかなと思います。
 答弁の中で、まちづくり懇談会の開催や移動市長室、市政モニター制度の導入など、答弁がありましたが、市の職員がどれだけ市民の中に入ってくるかが大事だと思います。
 ですから、情報の提供とか、整備を図るということも大事なことですが、職員が市民の中にみずから入っていくような、そういう取り組みというのも大事かな と思います。例えば、工場の中に研修で入る、商店街の中に入る、農業・林業・漁業の現場の中に行って研修する、そういうことも取り組みの中の一つで大事に なってくるんじゃないかなと思いますし、イベントや行事等があるときには、率先してお手伝いに行くような職員の方が一人でもふえていけば、もっと、市長が 言われる市民協働という言葉が生きてくるんじゃないかなと思っております。
 最後に、市長に。私もコラム等でいろいろ拝見させていただいているんですが、市民協働とは何かということをお聞かせください。

○市長(首藤正治君)
 お答えいたします。
 市民協働ということでございますが、その前に、今御指摘のありましたような、商店街において、あるいは各イベント等において、どれだけ市の職員がそうし た中に入っていくか。これも、もちろん市民協働の取り組みの一環ですけども、こういった点で言えば、もちろん理想というレベルと、それから現実というレベ ルと、やっぱりどうしてもギャップがあるということは、これは感じておりますし、また、そうした現実からスタートしていくということを御理解いただければ なと思っております。
 実際に、商店街等では相当、今、入ってきてくれてるということで御評価いただいているということも事実でありますから、ぜひ、理想と比べて、どれだけ減 点があるのか、ギャップがあるのかという観点よりも、むしろ、どれだけ過去と比べて伸びてきたかという、こういった部分を御評価いただけるような、市民の 皆さんから、そういった点を御評価いただけるような職員と市民との関係ができていけば、そのことが、すなわち市民協働にしっかりつながっていくと私は考え ております。
 この市民協働ということでございますが、これはよく話はさせていただいておりますし、長く話をする時間もありませんので、端的に申し上げると、いわゆる市民協働という言葉が、最近よく行財政改革的な意味合いから使われることもあります。
 というのは、市の財政が厳しいから、その分を市民に肩がわりしてもらうんだと。こういう行財政改革的アプローチの市民協働ということもあるかと思います が、延岡市の場合は、そういう意味合いでの市民協働というスタイルはとらないと私は考えております。そうではなくて、市民の皆さんと行政とが一緒になって 汗を流していくことで、そのきずなといいますか、かかわりの中に新しいまちづくりの芽が生まれてくるということであろうかと思っております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 もし、きょう、口蹄疫がどこかで発生したときに、すぐにまた初動態勢というか、作業がすぐにスタートを行えるかどうかとか、最悪 のシナリオを考えて、ぜひ、今回の延べ三千人の市民ボランティアの努力、また、延べ二千人を超える市職員の努力を生かしていただきたいと思いますので、よ ろしくお願いしたいと思います。
 最後ですが、延岡市のセールスポイントについてです。
 例えば、最近よく目にしますが、市長や知事が記者会見をするときに、後ろのボードに市や県のキャッチフレーズが入りますよね。それを延岡だったら、どう いう言葉がくるのかなということをよく考えます。延岡はポテンシャルが高い、観光地がたくさんある、自然豊かだという話は、もう皆さんの努力で市民に伝 わってきてると思います。
 そこで、市民力を生かして、このキャッチフレーズのもとに全国に発信していくんだというような強い気持ち、ついていきたくなるような言葉が今必要なんじゃないかなと思って、今回質問させていただきました。
 今回の口蹄疫の作業を通して、何回か北川の支所に私が足を運ばせていただいたときに、北川の支所の方々の物すごい何か、情熱的なやる気というか、熱意を感じて、どこからこの団結力がくるのかなと思ったところです。
 そんな北川には、きっとすばらしいセールスポイントがあるんじゃないかなと思いますので、突然ですけど、甲斐支所長に、北川のセールスポイントをお聞かせください。お願いします。

○北川町総合支所長(甲斐睦央君)
 お答えいたします。
 議員御案内のように、セールスポイントにつきましては、人・物・自然環境等、本当に多岐にわたっているものがあると思っております。
 その中で、北川地域におきましては、旧北川町時代から非常に自治公民館活動が定着をしておりまして、人づくり、物づくりを初めとしまして、自分たちの地 域は自分たちでつくり上げていくんだという機運が今まで築き上げられてきておりますし、現在まで毎月、市政連絡会、それから区長会、自治公民館長会を開催 いたしまして、行政からの情報伝達、意見交換等、開催をいたしております。そういう中で、余り行政に頼ることのない地域力が、合併後、本当に強く芽生えて きてるんだということを強く感じております。
 それはどういうことかといいますと、北川の財産であります清流北川、これを守り育てていこうということで取り組んでおります、北川漁協を初めとしまし て、北川やっちみろ会のボランティア活動、それから、さらには北川商工会が取り組んでおります猪鹿チョウ事業、さらには、地元住民によります家田・川坂湿 原の保全活動などなど、いろんな各種団体、組織等がともに汗をかく活動に取り組んでもらっているからだと思っております。
 北川のキャッチフレーズ、セールスポイントとしましては、やはりホタルの里に代表されますように、清流北川、そしてやはり町民一人一人の心ときずな、 力、そういったものの結びつきであると考えております。やはりこれから先、高速道が間もなく開通をしますけれども、そういったものを見据えた中で、地域住 民とともどもに、北川の地域づくりにさらに取り組んでいきたいと思っております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 そこで、キャッチフレーズをお願いします。短く。

○北川町総合支所長(甲斐睦央君)
 お答えいたします。
 北川は、以前から「清流に山並み映える町」ということでキャッチフレーズを言っておりますので、やはり清流と山並み、川と山を守っていくことが北川のセールスポイントだと思っております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 ありがとうございます。
 そんな間に、北浦の支所長も考えられたんじゃないかなと思いますので、セールスポイントをお願いします。

○北浦町総合支所長(木原一成君)
 お答えいたします。
 北浦といいますと、魚のまち北浦というのが一番短い言葉での表現なのかなと思います。あと、ちょっと加えますと、日豊海岸国定公園、こういった風景と、 それと北浦ならではの食というんですかね、こういったものを生かした観光というものを地域一丸で推進をしておるところです。
 先ほども北川の方でも出ましたが、高速道、四、五年後の開通を目指して、できるだけ多くの流入を図りたいと考えておるとこです。
 以上です。

○七番(内田理佐君) 
 北方の方もお願いしたいと思います。

○北方町総合支所長(松本喜伴君) 
 北方町のセールスポイントといたしましては、一応、主産業が農林水産業でございます。それと、森林地帯を多く有して おりまして、鹿川渓谷等の観光資源等もございますので、そういった恵まれた自然環境等を目指したまちづくりが今後の大きなポイントになっていくものと考え ております。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 そんな三北を結びつけていかないといけない甲斐部長、延岡市の魅力をお願いしたいと思います。

○商工観光部長(甲斐隆治君)
 お答えいたします。
 短く一言で、市民力・地域力、日本一のおせったい。自然と川、いろんな歴史とか、アスリートとかありますけど、やはりそこは市民力・地域力、それとおせったいの気持ちだと思います。
 以上でございます。

○七番(内田理佐君)
 ありがとうございました。
 イメージ戦略といいますと、例えば、九州横断自動車道延岡線を九州中央自動車道と変えられた市長がいますが、今回の私の質問の市民協働型の推進ということを市長に、最後に思いを聞かせていただきたいと思います。最後です。

○市長(首藤正治君)
 市民協働の市政を推進するに当たっての思いということでございますが、これは一朝一夕にいく話ではなかなかないと思うんですね。 時間がかかるかもしれません。しかし、一番重要なことは、先ほどから御指摘の中にもたくさんお話がありましたように、意識改革ということが一番大きいテー マであろうかなと思います。
 これは、もちろん職員の意識改革ということ、これは市役所としては一生懸命取り組んでいかなければいけないことでもありますし、また、その市役所も含め て、そして市民と行政と一緒になって進めていくのが市民協働でありますから、この全体としての意識をいかに高めていくか。お互いの、市民と行政、あるいは 市民団体同士、あるいは市民と市民、それぞれがその活動なり、あるいは思いが、いかに響き合うまちにしていくのか。抽象的でありますけども、そうした意識 をいかに全体として高めていくかというところに、最後はいくのかなと思っているところであります。そういう市民協働のまちの実現に向けて、一生懸命取り組 んでいきたいと思います。

 
お問合せ